英字新聞

(読売、毎日、朝日、英字新聞の社説を学習研究 )

英語学習はTOEICだけがすべてではありませんが

中学一年生のときにNHKラジオ基礎英語というのを聴き始めました。
担当は芹沢栄(せりざわさかえ)先生でした。
毎週、週代わりで英語の歌だって放送されたのです。
放送時間はわずか20分くらいでしたが、おもしろくて毎日聞き続けました。
「オールドマクドナルド ハド ア ファーム」「プッシーキャット ウェア ハヴユー ビン」「マイボニー」など覚えた歌は数えきれません。
それからすぐにNHKラジオ英語会話を聞き始めました。
担当は松本亨(まつもととおる)先生でした。
松本亨先生を10年間聴き続け、後任の東後勝明(とうごかつあき)先生を10年間聞き続けました。
この期間に大学受験を経験しましたが、英語だけは特別に受験勉強しなくとも、そこそこの点数は取れたのです。

大学卒業と同時に東京の建設会社大手に就職出来ました。
バブル景気のまっさかりで、建設会社だってネコも杓子も海外事業へと進出して行きました。
建設会社には商社のように英語のできる人間はあまりいません。
社内で英語研修が実施され、研修の前後でTOEICの試験を受けさせられました。
研修前の成績が670点、数カ月にわたる英語研修終了後の成績が780点でした。
退職後、TOEIC受験の機会もありませんが、今受験すれば満点近くは取れると思います。
それではTOEIC満点近くが取れれば、英語がべらべらで英字新聞がすらすらと読めるのかというと、答えはノーなんです。
いまだにアメリカの映画館に出かければ、私の周囲で大笑いしているアメリカ人たちを尻目に、さびしい思いをしています。

英語学習はTOEICだけがすべてではありませんが、TOEICの点数が英語学習の励みになることだけは間違いありません。
もしもTOEICの得点を高めることだけが目標だとしたら、これほどつまらない人生はないと思います。
TOEICは自分をやる気にさせるための道具として使えば、ものすごい効果が期待出来ます。
賢く使いこなして英語能力(読む、書く、聞く、話す)を高めたいものです。
TOEIC勉強法〜初心者からの対策とおすすめ教材・参考書〜 というサイトに巡り合えたのも、あきらめず長期にわたり英語学習を継続していたからなのでしょう。
サイトの記事の内容にいたく感動いたしました。

「Think in English」 は恩師、松本亨先生のお言葉なんですが、こちらのサイトでは後から前に訳すのではなくって、前から理解しなさいと教えられています。
まったくそのとおりだと感じました。