英字新聞

(読売、毎日、朝日、英字新聞の社説を学習研究 )

長男だったら喪主挨拶を考えておくべきですね 体験談

それは、ある日突然やって来ました。
平成8年5月のことです。
末期肺ガンで余命数カ月と診断された父親が、医者の見立て通り、天国へ召されてしまったのです。
建設現場の現場事務所に突然掛かって来た電話は、父の逝去を知らせる訃報(ふほう)でありました。予想はしていても、ショックで倒れそうになりました。
当時、私はすでに離婚しており会社の独身寮に住んでいましたが、寮に戻る暇もなく、そのまま急遽福岡の自宅へと向かいました。葬儀を執り行うためです。

父の御遺体はすでに病院のガン病棟から葬儀社の施設へと運ばれていました。
私は父の息子ですが、一番上、すなわち長男でありましたので、当然のようにして葬儀の喪主を務めさせられました。
母が健在でしたので、喪主は母が務めるとばかり思っていたのですが、葬儀社と母とが相談して、長男である私を喪主に仕立て上げたのです。
葬儀社に到着したら、私は喪主として登録が既になされておりました(汗)。

葬儀の喪主を務めるのは、これが初めての経験でした。
困ったのが葬儀を締めくくる喪主の挨拶です。
葬儀は葬儀社の担当者による司会と案内で粛々と進められました。
「それでは、最後に喪主である・・・様のご挨拶をいただきます」
私はそれを事前に聞いていなかったので、頭の中が真っ白となってしまいました。
なんとかその場は繕えましたが、喪主の挨拶としては最低のものであったと感じています。

葬儀挨拶の原稿をつくってくれるサイトというのがございます。
こちらに相談するのも、ひとつの手段ではないでしょうか。